「整体と好転反応」
好転反応とは、どんなに痛みがないソフトな施術を受けたとしても、
施術をうけた翌日に 身体が健康を取り戻す過程でだるい疲れや痛み、
発熱などの症状が現れることを言います。
でも好転?って、何だか良さそうですよね?
文字のごとく好転反応と言うのは、身体が良くなるときに反応(変化)がでますよ
といった意味なのです。
施術をすることで、滞っていたリンパや血流の流れが活性化して良くなり、
老廃物や毒素が体の中をかけ巡るので、好転反応の症状が起きるようになります。
つまり、好転反応の症状が起きることは決して悪い反応ではなく、
身体が回復する証だと言われています。
このような反応を感じる方は、数十人に1人の確率でごくまれにいらっしゃいます。
体の柔軟性がとても硬い方や、睡眠不足で疲れが多くたまっている方にみられます。
しかし、この症状は回復前の兆候ですので、2~3日程経てば改善されます。
好転反応の症状とは?
①弛緩反応・過敏反応
不調であった身体の部位が、本来の機能を回復しはじめます。
アンバランスな状態からバランスのとれた状態に戻ろうとする時期です。
変化が大きい時は痛みがあります。
例えば、しばらく猫背で腰の曲がっていた方の腰をまっすぐできたとします。
すると、腰が曲がっていた状態では使われていなかった筋肉は、
急に腰がまっすぐになって状態が変化したので久しぶりに筋肉を動かそうとします。
するとその筋肉は、今まで使われていなかったので筋力も低下して動かそうとすると
びっくりして痛みがでます。こういった反応が起こる事があると言われています。
具体的な症状として、まれにダルさや眠気がある方がいらっしゃいます。
温泉に入った後でだるくなる場合がありますが、あれは温泉につかり
血流が急に良くなったためです。
それと同じように、施術によって部分的に血流がよくなり、
だるさとして出てきてしまうこともあります。
つまり、今まで体の血流が悪くなっていたところが徐々に良くなってきて、
翌日にだるさが出る方がいるのです。
このような場合の対処法は、水分を多く摂取して
アルコールやカフェインは控えて早めに休息しましょう。
②排泄反応
慢性的に不調であった体の機能が覚醒します。
細胞が活性化されることで解毒作用が現れて老廃物や疲労物質などが
分解され排泄機能が活性化されて便秘が改善されますので、
水分(お水)をこまめに摂取しましょう。
③回復反応
滞っていた血流が改善され血流が促進されることで、一時的に新陳代謝が進みます。
この時期を乗り越えることで、体調は元の正常な状態に戻っていくでしょう。
具体的な症状は倦怠感ですので、睡眠を積極的にとるか横になり安静にしてください。
万が一、好転反応が起こった場合、水分(お水)をこまめに摂取してから
温かいお風呂に浸かり、長風呂はせずに早めに横になって就寝してください。
かの整体院 院長 狩野 大樹